星組初日『ANOTHER WORLD』『Killer Rouge』

 ANOTHER WORLD

今回、本当に事前知識なしで観たんですよ。

まず、このポスター。

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 落語ミュージカルってなに…?

落語でこのテイストの衣装ってどういう…?

 

そして、幕が開くとトップスター紅ゆずるが関西弁でしゃべりだした。

上方落語か!!

しかもベニってことはネイティブ関西弁じゃないですか。

ということは、バッチバチのコメディなんだなこの公演。

 

しかし、コメディ演目をやるとよく言われるのが「ムラの観客の方がよく笑う」という話。

 これは、今回はじめてコメディをムラで観劇してみて体感しました。

特に内容関係なく、紅さんが関西弁でしゃべりだしただけで客席が湧きましたからね。

「え、なんでここでそんな笑う?」は、もちろんのこと、「え、なんで今の笑わないんだ!」なパターンもあり、これジェンヌは東西のカルチャーギャップに対応するの大変だなぁ。

 

しかし、本当に今の星組じゃないとできない演目ですね。

これだけ何者でもない役を霞ませずに中心で演じられるのは紅ゆずるだけだし、主人公とのギャップで正統派な格好良さが求められる役に礼真琴がばっちしだし

もうとにかく、まこっちゃん、かっこいいofかっこいい。

正直、まこっちゃんとせおっちの技術力は浮いています。がんばれ周囲。

 

とにかく驚いたのは、役付きのジェンヌの台詞がほぼ全て聞き取れたこと。 

私は、東京出身&当日券の最後列席と最高に条件の悪い観客だったのですが、台詞が聞き取れなかったのは1ヶ所だけでした。

ぶっちゃけ紅さんは台詞とか歌詞とか聞き取りやすい声質ではないと思うんですが、言葉はしっかり聞き取れるんですよね〜〜。さすがと言うべきか。

また、そんな紅さんと対で、バッキバキの滑舌で江戸弁を繰り出す礼真琴が映えていーのよ!

もー、星組公演観に行くたびに礼真琴好きになるのどうにかして!!!

 

難点としては、まぁ舞台の余白がそれはそれは目立ちます。

谷先生は、大劇場でやりたくて書き上げたとのことですが、どう考えても「くらわんか」のキャパでよかったでしょ…。

 持て余しっぷりにそわそわしてしまいました。

 

キラールージュ

※タイトルの気合い入ってないぶりから御察しの通りディスってます。

キラールージュは、ラテン要素のない「ラ」でした。

でも、2階から観てて凄く客席が盛り上がっていたので、なんつーかこれは私が雪組ファンなのが悪いんだな。

それが全て。

ただ、まじで、私が観劇後、感想を聞かれたLINEにて一言「耳が」と送りつけた、その心中は察してほしい。