情緒不安定になる「ガイズ&ドールズ」雑感(11月7日(土)観賞)

 観劇後の第一声が「これ映画だったら絶対見たあと怒るやつだよね…」
 星組子は魅力的だった。みっちゃんは元々大好きだし、ふーちゃんは噂通りの可愛さだし、べには進化してたし、まさこはデカイし、しーらんは相変わらず好きだし。
 でも、ストーリーがあまりに好きになれないもんだから、気持ちがふたつに引き裂かれすぎて落ち着かないったらない…。

  不良VS風紀委員のドタバタコメディがやりたいんだろうなー。でも、実際のところそこまでのノリではなくて、そういう風には見えなかった。そこに宗教と結婚観なんて被せてくるから観ながら価値観が大混乱ですよ。

 まず気になったのは救世軍の扱い。最初はキリスト教原理主義的な立ち位置の教団なんだろうな、と思っていたら物語が進むにつれて、まさか
この教団がギャンブラーたちを救うんじゃないか…?な雰囲気にひやひや。結果、そこまでではないものの最終的には救世軍の勝ち?みたいな展開に。え?なに?これって元々キリスト教布教的側面のある作品なの?別に、宗教の教えに触れたことで救われる話ならそれはそれでいいんだけど、最初の方で救世軍は「やばいやつら」だなって風に見せてたじゃん。\悪魔よ去れ!/とかなんとか言って。

 まあでも、中盤ふーちゃん@サラは教団における禁忌(飲酒)を犯し、初めて教団の外の世界を知って恋をし、その喜びを全身で表現する。だから、サラが宗教の範囲外で、教団以外の場所で自分自身を見つける話になってくのかと思ったら別にそんなことはない
 そんでこのあと、みっちゃん@スカイとの賭けに負けたギャンブラーたちが教団へ大挙してやってくる。ここで一人ずつ罪を告白して何か乗り越えて各々ちょっとした成長をするとか、そういう話なるのかなーと思ったけど別にそんなこともなかった。つーか、ギャンブラーたちの罪も風紀を乱してるぐらいのものでなんだか良くわからない。
 全体的にどっちの組織にどんな視線を向けたらいいのか分からない。
 別に救世軍(宗教)を否定しろっていうわけじゃないんだけど、にしても最後に主人公が教団の一員になるっていうのがハッピーエンドとして描かれるのは気持ち悪いよ。まあスカイは他の救世軍メンバーほど熱狂的な信者って描写でもないし、そのへん気ぃ使ってんのかもしれないけど。でもなんつーかその程度の人間が一員になれるほど救世軍って緩い団体じゃなかったじゃん?そんな大学のサークルみたいなことでいいのか。

 なんか基本、話が分かりにくい。クラップゲームのルールなんて1ミリも分からねー。Wikipedia見た所、クラップゲームって一々なににどう賭けるか言うもんでもないのかな。でもだからって何の説明もないのはどうよ。せめて次どんな目が出たらネイサンが負けるのかとか、それくらい下っ端にでも説明させてよ。あそこの会話の内容ちっとも頭に入って来ないのよ。だってルール分かんないんだもん。会話の内容どうでも良くなるじゃん。正直、眠いのよ。折角べに@ネイサンがカッコイイのに。このシーンってネイサンに感情移入して応援すべきなんだと思うんだけど、もうこっちは何も分からないから。完全に置いてかれてるから。
もうどういう気持ちになったらいいのか分かんないのよ全体的に。

 あともうオチの価値観は、ブロードウェイ版のテンションで演られればギャグで済むんだろうけど、宝塚版は別にそこまでのテンションでもないので普通に時代錯誤でびっくりするし、不快。これ男女逆の立場で描かれてたら炎上もんでしょうよ。

 今後、再演するとしたらなー。「めぐりあいは再び」ぐらい全編コメディMAXのテンションで押し通すか、もうちょっと内容に気を使うか、一本物でなく90分くらいにまとめるか(=二本立てにするか)、で演ってくれたら観に行くかなー。

 すごく個人的なあれですが、みっちゃんで一本物のショー演ってくれたらすぐにチケットとる。

歴女的?星逢一夜の感想(10月3日(土))

 いやー、観終わったあと「七人の侍」が観たくなりました。たぶん、米をめぐる争いに村人が勝つパターンの作品が観たくなったんでしょうね。

 以下、考察というか感想をだらだら…。


藩主の子息・紀之介

 櫓で村の子どもたちと遊ぶ紀之介は、いつもどこかに「他の子とは違う」という要素がなんとなく入ってて、それが好きだった。その塩梅も、溶け込みすぎず浮きすぎずで…。
 最初の子ども時代では望遠鏡を持っていたり、江戸に行く前の櫓シーンでは、1人だけを履いていたり、下駄を履いていたり。
 藩主の子を描くんだから、当たり前っちゃ当たり前の小道具や衣装なんだけど、でも、そういうところを当たり前にちゃんと描いてくれるのが嬉しい!わけで。
 「どんなに村の子と一緒に過ごしても、この子は本当に溶け込むことはできない」っていう切なさが、場面に漂っていて好きでした。

小太刀の演出

 正直、紀之介が泉に小太刀を渡すのを見た時、最初は違和感があって。泉も「刀はお侍の命だっていうから貰えない」っていうけど、曲がりなりにも武士の子が小太刀とはいえ刀を渡すのは有りなのか?と。
 でもね。逆にね。小太刀なら有りかなっていうのと次男坊である紀之介なら有り得るかなって思ったら切なくなって…。
 この後、江戸に上った紀之介は割とあっさり江戸に染まって仕事頑張る人になるんだけど(たぶん尺の関係であっさりに見える)、小太刀を渡しちゃうのが紀之介の無邪気な次男坊らしさで、最後の次男坊スピリットだったのかと思うと…(´;ω;`)

将軍・吉宗

 パンフレットなんかのあらすじには「吉宗の時代」って明記されてるけど、劇中では「とある取り立ての厳しい将軍」って具合に描かれてた。別に架空の将軍だと思ってても問題ないような。
 でも、吉宗だと知っているとそれはそれで面白い部分もたくさんあって。そもそも吉宗といえば、なんたって暴れん坊将軍であり、名君で通っている。実は将軍就任以前にも財政改革で借金完済してるような名君・吉宗になら晴興が「誠心誠意仕えたい」という態度を示すのも分かるし、享保の改革の成功(異論は認めるよ!\(^o^)/)を思うと、吉宗の「お前が星を見る(大極を見る)と言うから取り立てたんだ」という台詞も説得力が増す。あと、なんだかんだこの改革は成功するんだと思うと、村への厳しい取り立てや一揆やりきれなさを感じすぎて胸が潰れる
 それから、ちょっとしたことだけど吉宗=倹約って頭があると、貴姫(ススキ)登場からの天野親子(田舎者)登場で粗末な身なりなのに晴興が気に入られる流れは、かなりスッキリ頭に入ってくるのでは。

江戸コンプレックス
 今回一番どひゃーっとなったのは、「源太のお嫁さんになるんよ!(1回目)」後の回想シーンでめっちゃ盛装の貴姫がどーんと出てくるシーン。私、基本的に最上級身分層のてんこ盛り衣装って大好きなんだけど、この貴姫が打ち掛けに盛りに盛って出てきた時には「視覚への暴力!」って思った。このシーンの前、祭りで着飾った泉が「江戸のおなごに比べたら私なんて…」て言うんだけど、客としては「いやいや泉の方が綺麗だよ!」なんて思うんだけど。でもね、高価なギラギラの簪と打掛の貴姫がバーンて出てきた途端、ああ、もうこの権力には逆らえないんだっていう圧力が半端ない。こういう視覚に訴えてくるシーン本当好き。

2回の土下座

 観劇前、「源太が2回土下座する」と聞いた時は「まじかよ…」って思って、同時に「いやいや文脈に寄るか」とも思ったんだけど、やっぱり本編見たら文脈的に自然な土下座で嫌悪感とか一切なかったです。

・1回目…貴姫との縁談断って泉(百姓)を娶ってくれ!という無茶な土下座(政治のことなんも分かってなくてアホっぽい印象)
・2回目…自分の要求は無理と思いながらも最後の望みをかけた土下座。(村や家族のことをしっかり考え抜いた印象)

…って感じで、1回目と2回目の土下座の比較で源太の成長が感じられて、むしろ好きな土下座でした(´`*)


悪役の不在
 ウエクミ先生の作風なんだろうけど、月雲も星逢も悪役が居ない。全員の行動に、ちゃんと共感できるだけの理由があって誰も憎めないから、見てるとジワジワ首を締められる思いをする。それが、日本物に妙に合ってるなーって。
 これ今、大河ドラマとかが同じ話作ったら「泉は村を飛び出て藩主(晴興父)に晴興との婚姻を直訴しにいく」とかそういう荒唐無稽な話にもなりかねないと思うんですよ。その辺、星逢はやっぱり上品で宝塚らしい作品だなぁと私は思いましたよ!
 あと、現代社会に生きる私たちには、「型破りな女が暴れる話」よりも「置かれた場所で、運命を受け入れてどう生きていくか」っていう話の方が現実的ですよね…。勧善懲悪も好きだけどさ…。



まぁ、そんなこんなで星逢とっても楽しかった!
楽しすぎてしんみりするのを忘れるぐらい楽しかったです。
2回目以降の方が泣けるって言ってる人が多いのがよく分かりました。
Blu-ray買わなきゃなぁ…。

リクガメを飼いたい〜飼いはじめました

 私がリクガメに興味をもったのは、某まとめサイトがきっかけだった。そこから、リクガメについて知るうちに「これは自分に合うペットかも!」と思うようになった。
 
 でも、リクガメはペットの中では割とマイナー勢なため、実際飼うに至るまでにはかなり悩んだ。なので、同じように「リクガメ可愛いけどどうしようかな〜」「自分に飼えるかな〜」と悩んでいる人の参考になれば、と思い自分が飼うまでの経緯をまとめてみる。
 

飼いたくなるまで

距離感がちょうどいい!

  <爬虫類は触りすぎるとストレスがたまる><爬虫類を犬猫のようにいじりまわすのは間違い>といった記述をネットで目にして「これは!」と思った。 
  私は、幼い頃からほとんどペットを飼ったことがなく、公園で犬に「なでて」アピールされても、猫カフェで猫に見つめられても、構い方が分からなくて犬猫相手にキョドるのが通常運転だ。
  でも、爬虫類の場合は撫でくりまわすことも構い倒すこともしなくていいという。むしろスキンシップを取らないぐらいが、愛情表現になるらしい。
  私は別にペットに愛がないわけじゃない。ただ、手出しの仕方が分からないだけだ…。こんな私でも爬虫類相手だったら、ちょうどいい距離感で飼育ができるのではないか…!
 
②旬の野菜を一緒に食べれる!
 
 元農家の我が家には庭と小さな畑があり、四季の移り変わりとともに色々な野菜が採れる。そんな中で、自分たち家族は四季折々の野菜を楽しんでいるのだが、草食のリクガメとなら、旬の野菜を共有できるのでは?かき菜とか大根(葉)トマトとか枝豆(葉)とか。それめっちゃ楽しそう!
実際、家族は「カメこれ食えるか?」と私に聞いては、パプリカとか果物あげてきゃっきゃしてます!
 あと、Youtubeで庭に生えている小松菜の類を生えたまま貪るカメ動画を目にし「なにこのサラダバー!これうちでやりたい!!」と思ったのも一因。
 
 

飼いたくなったが懊悩期…

①値段の問題…
 
  生体の値段は、ロシア・ギリシャ・ヘルマンなら、だいたい4,000〜3万円ぐらいで買える。店によるけど。小動物にしては高めだが、犬猫20万円以上にくらべれば安い!
  これはポイント高いぞ!…と思ったが、リクガメについて調べてみると、生体よりも環境設備にお金が掛かることが分かった。
え、なに、ライト3つも買うの!?
この蛍光灯みたいのライトよりカバーの方が高いの!?
ていうか発熱電球3個も4個も点けて火事とか大丈夫なの!?
⇨実際には、100w保温球(ムーンシャワー)+40〜60wレフ球(パナソニック)+紫外線ライト(ぐるぐるタイプ)を全部普通のクリップスタンドに繋いで使ってます。これで無事に越冬できました。紫外線ライトをぐるぐるタイプにすることでかなり安くなりました。
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②代替案を考え出す…
 
 どうしよう。調べれば調べるほどリクガメは初期費用が掛かるペットだった。
 ここでもう一つの選択肢が浮かび上がってくる。水亀だ。生体の値段も安く、必要な器具も少なく、全体的にちゃちゃっと用意できそう。水亀に鞍替えしようかな…。
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 いや、やっぱりリクガメが可愛い!!なんたって顔が好き!!水亀案は却下された。
 

ついに購入へ!

①とりあえず器具を買ってしまえ!
 
 色々悩んでいるうちに気付けば半年ぐらい経っていたが、ついに、ずっと楽天の〈買い物かご〉欄に入れっぱなしでいた器具一式を購入することにした!
 器具を吟味してる間はずっとワクワクしてたし、準備段階からずっと楽しいんだから飼ってからも楽しいだろう!という思いが決め手となった。
 しかし、器具が届いてからも温度・湿度の維持に思いのほか苦戦したため、1ヶ月ほどカメの居ない水槽が部屋に鎮座していた。

 

 ※こちらが鎮座していた水槽。6畳の部屋に60cm水槽は大きく感じました…。
 
 
②リクガメをお迎えする
 
 ちょうど、温度・湿度管理に自信がついたタイミングで近所のペットショップが、お目当てのヘルマンリクガメを仕入れたので買いに行った!
 ちなみに、当初生体は爬虫類専門店での購入を考えてたけど、近所のペットショップのお姉さんがリクガメ歴10年の猛者で色々教えてくれたり、信頼できる人だったのでここで飼うことにした。最寄りの爬虫類専門店が片道1時間以上かかるのも悩みの種だったので、近所に思わぬ出会いがあって良かったです(´`*)
 
 
 上記の他にも、<カメは噛むとめちゃ痛い>とか<オスは発情期になると手に負えない>とか聞いてはどうしようか迷ってたけど、動物専科な友人に相談したら色々解決しました。なので、身近にカメ飼いやプロ飼い主が居たら相談するのが早いかなーと思う。
 
 

実際に飼育してみて…

①リクガメの飼育は難しいのか?
 
 リクガメの飼育は難しい難しいと言われるけど、ちゃんと勉強した上で環境維持のコツさえ掴めば、あとは凄く楽。たぶん、難しいっていうのは<知識を蓄えておくことが必要><環境維持のコツを掴む時間が必要>ってあたりを指すのかなー。でも、個人的には今まで飼ってた金魚・セキセイインコ・ハムスターのどれよりも育て易い。そして、飼育の煩わしさが少ないくせに可愛い。当初反対していた母もメロメロな可愛さ。
 ただ、環境についてはカメの種類によっても細かい差異があるわけで、本当そこはしっかり勉強しないとマズイ。<リクガメは突然死ぬ><ベビーを育てるのは難しい>というのはあまりにも有名…。でも、そこさえ押さえれば、臭くないし、うるさくないし、動き遅いから色々扱いやすいので、楽っちゃ楽です。
 
②とにかく可愛い
 
 懐くとまではいかないけど、カメが慣れてくるのと可愛い。最初は人間にビビりまくりだったのに、散歩のたびに足によじ登ってくるようになったりすると、とても可愛いとにかく、リクガメすごい可愛いし、私は今までのペットの中で一番まともに飼育できてるし、一番ぞっこんになってるんで、是非多くの人に飼ってもらいたいです。
 
 そして、メジャーなペットになって、もっと簡単に多くの情報が手に入るようになってほしい!(これが一番)
 迷ってる人は、いっぱい迷ってリクガメのこと調べて、で、最後にはリクガメ飼っちゃってくれると嬉しいな!!

私の好きな宝塚~理不尽な世界

宝塚の魅力のひとつには、理不尽な人事が挙げられるのではないかと思う。

トップスターというのは、必ずしも実力と人気のあるジェンヌがなるものでもない。

言い換えると、実力と人気が備わっていてもトップになれるとは限らない

 

これは、現実を生きる私たちとも重なる部分が大きい。

実力があり人望があっても、評価を得られなければ上には行けない。

運がなかったためにチャンスをものにできないこともあれば、逆に大して実力のない奴が運よくチャンスをものにして成功することもある。


宝塚の人事は、時に露骨にお金やコネのにおいを感じことがある。

ファンの憶測にしては妙にリアルなそういったにおいを感じることは、まぁ、ある

そんな世界の中で「トップになりたい!」ともがき、努力し続け、時に夢破れても「幸せでした!」と卒業していく…

そんな彼女たちの姿を見て応援するなという方が難しい。


「宝塚が好き」と言うと「あぁ、夢の世界に浸っちゃう人なのね〜」と思われがちだし、

実際、ファンも「夢のような舞台を見ると現実逃避できるから好き」という風に宝塚の魅力を語る人が多い。

 しかし、私は楽しいのは夢の世界だけじゃない!と言いたい。

夢のない現実世界の部分だって魅力のひとつである。


ちなみに、私は今、雪組2番手・望海風斗さんの大ファンだ。

2番手羽は背負ったもののトップになれるかどうか、若干ハラハラさせてくれるところ含め、

私はだいもんが大好きだ!

理不尽な世界に負けず、いつかはトップになってもらいたい。

私とラジオの軌跡

最近の若者はラジオを聞かない。

若者のラジオ離れが深刻。

と言われる昨今だが、私は1日中ラジオをかけっぱなしにしている24歳だ。

友人に「なんでテレビ見ないの!?」と聞かれ熟考した結果

「…あ、ずっとラジオ聞いてるからだ。」と答えるぐらいラジオが好きだ。

ただ好きな番組ばかり聞くからラジオ警察的な話しはできない…。

 

私がラジオを聴き始めたきっかけはなんだろう。

とりあえず書き連ねてみよう。

 

●幼少期~ラジオ聞き流し

もともと母がラジオ好きであったため、ラジオを流しながら作業をするという習慣はあった。

また、母が昔に聞いていたコサキンがいかに面白かったか語ることが多々あり、 

「深夜ラジオって面白いんだー」という漠然とした認識はあった。

 

しかし、この頃は特に特定の番組を好きになることもなく、ラジオはただただ聞き流すものだった。

なにより母が聞いていた番組が全てFM局だったため特にピンとくる番組もなかった。※現在、私はAM局派。

ラジオ=面白いトークが聞けるもの、という公式が私の頭に出来上がったのは

この後のことだった。

 

●高校時代~ネットラジオ

ネットラジオを聞くようになる。

ただこの時はラジオを聞いているという意識は希薄だった。

また、当時宝塚に大ハマりした私はお茶会トークショーの動画をよく見ていた。

恐らく他人の喋りを聞いているだけで面白いという感覚はこのころに生まれた。


●大学時代~"リスナー"になる

大学に入ってから聞いたとあるラジオをきっかけに芋づる式に色々な番組を聞くようになる。

以下、視聴番組の軌跡…。

 

バッカみたい、聴いてランナイ!」

   ~「東京ガベージコレクション

この番組は、好きな作家・京極夏彦がラジオをやっているということで聞き始めた。

ちなみに、このラジオのせいで黒沢映画にはまり、そのまま映画にはまり始めることになった…。

そして、また別の番組を聞くようになる…。

ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル

「東京ゴミコレ」のメインパーソナリティー・平山夢明の喋りがもっと聞きたくなり検索したところ「タマフル」に出会う。

そのため、初めて聞いたのはポニョ評(放課後Podcast)。

そこからシネマハスラーを中心にPodcastを聞き漁り、本放送も聞くようになる。

あのころは過去○年分とPodcastが残ってて本当よかった…なぜならPodcastきっかけでどんどん芋づるが伸びていくから。

小島慶子キラ☆キラ」

タマフル」パーソナリティー・宇多丸さんが出てるので聞いてみた。確かタマフル内でキラキラのネタが出てきた。

宇多丸さんの面白さもさることながら、小島さんの美声暴走ぶりが気持ち良く一気にファンになる。

「TOP5(一期)」

タマフルの姉妹番組ということで、聞かないわけはなかった。二期までは聞いてた。

どのコンビも好きだったけど、やっぱりナタリー&スーさんのコンビは伝説…。

久保ミツロウ能町みね子オールナイトニッポン

スーさんがゲスト出演したのをきっかけに聞くように。

今まで聞いてきたラジオの中でも群を抜いて共感度が高く、驚く。

「ジェーン・スー 相談は踊る」

タマフルの「男子のためのコスメ入門」「意に沿わぬ髪型特集」で、すでにスーさんのファンだった。

レギュラー番組をもつと聞いた時には嬉しかったなー!

ちなみにこの番組で初メール・初採用…

エレ片のコント太郎

高校時代にラーメンズ好きの友人がたまにエレ片の話題を出していたことを思い出し視聴。

「久保みねの男版みたいだな~」とか思ってたら、後に久保みねがゲストに来たから驚き。

思えばエレ片初めてのJUNKだ

小島慶子ミッツ・マングローブオールナイトニッポン

小島さんが一人でやってた時も聞いてたけど、これはミッツさんが加わってからの方が楽しかった。

ここから、自分は一人喋りよりも対話形式のラジオの方が好きなんだなー、と気付く。

あと何より小島さんの笑い声が好き。

朝井リョウ&加藤千恵オールナイトニッポン

久保能町のANNでプッシュされてたので聞いてみたら案の定面白かった。

パーソナリティの手さぐり感に立ち会うのは初めての経験で、そこ含めて楽しく聞いている。

 

***

もっと少ない番組数を聞き回してる感覚だったんだけど、思ったよりは数あったな…。

あとは上記の他に好きなアイドルの番組を気まぐれで聞いたり、芸人の番組に手を伸ばしたりしてるけど、毎週欠かさず聞いてるってわけではないので割愛。

 

しかし、すべての元凶始まりが「東京ガベージコレクション」とは思わなかった…。

 あとTBSラジオの魔力はすさまじいな!!ちなみに私の影響で、母が今「たまむすび」のヘビーリスナーです…。

 

大きい声じゃ言えないけど、聞き逃した番組や地方限定放送を魔法の箱で聞けるっていうのは芋づるを伸ばすのに多大な影響を与えたかと…。

インターネットの力は時空を超えさせる…。